丹波古陶館開館45周年記念 丹波の名陶展
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日本六古窯の一つ丹波焼は平安時代の末期に初めて窯の煙を上げました。長い焼成日数を要した穴窯の時代。深い土味と豪快な造形、鮮やかな自然釉の勢いなど、巧まずして生まれた美としてのびやかな壺や甕を残しています。桃山時代末期、登窯の導入によって新しい技術を得、轆轤造りの技を駆使した目覚しい仕事を見せるようになりました。生活の用に即した美しくも逞しい造形の上に、赤土部窯変の燃えるような発色、灰釉の渋い味わい、白化粧の柔らかい肌合いなど、多くの人々に愛され使われる器が生み出されました。
丹波古陶館は大正時代の末年頃より蒐集した古丹波を散逸することなく伝え、永く公開していくことを目的として、昭和44年(1969)5月1日に設立。城下町・丹波篠山の河原町通に、土蔵造りの銀行跡を改装し開館いたしました。爾来45年、地方都市の私設美術館として活動を続けてまいりました。当館の「古丹波コレクション312点」(兵庫県指定文化財) を形成した創立者は、研究者、愛陶家、芸術家をはじめ、地域文化後援者の方々に支えていただきながら、その仕事をすすめました。開館45周年記念「丹波の名陶」展ではそういったご縁に感謝の思いを込めて、館蔵作品と、日頃公開されていない個人蒐集家の所蔵作品を合わせまして、一堂に展観させていただきます。
ぜひとものご来館を心よりお待ちしております。
※チラシの画像をこちらからご覧いただけます
名称 | 丹波古陶館開館45周年記念 丹波の名陶展 |
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開催日時 | 丹波の名陶展 平成26年8月30日(土)〜11月30日(日) ※入館料は通常展と同じです 開会式 平成26年8月30日(土) PM1:30〜 |
関連イベント | ○記念講演会 第1回 10月5日(日) PM:1:30〜 濱田琢司<南山大学准教授) 「民藝運動の同人達と地域社会」 会場:観音寺(丹波古陶館東へ) 聴講料500円 第2回 11月2日(日) PM:1:30〜 中西薫(丹波古陶館館長) 「丹波古陶館と古丹波―開館45周年に思うこと―」 会場:鳳凰会館(丹波古陶館前) 聴講無料 ○ギャラリートーク【館長による列品解説】 8月31日(日)、9月20日(土)、10月11日(土) ※各日ともAM11:00〜、PM3:00〜の2回行います。 ※事前申し込み不要、当日の入館者に限ります。 ○親子で参加の鑑賞ツアー【館長の案内で、古陶館の作品と河原町の町並みを見学】 9月20日(土)、11月1日(土) PM1:30〜 対 象:小・中学生とその保護者 先着20名(保護者含) 参 加 費:小・中学生200円、大人500円 集合場所:丹波古陶館正面門前 ☆要事前申込 TEL 079-552-2524 |