「白い丹波」展
この催しは終了いたしました
白の丹波焼に引かれるようになって十年ほどたつでしょうか。李朝の粉引きに源流があるかも知れませんが、それとは異なり、丹波の白は不思議な艶と照りがあります。古萩の白ともまた違う、庶民的な中に味わいとおもむきがあります。
古丹波を眺めるに、中世は焼き締め自然釉の時代。近世前半は赤土部と灰釉窯変の時代。そして、近世後半は白化粧〔白丹波〕の時代とその大きな波が起こり変化しました。「白い丹波」の登場は、合わせて、墨流し、筒描き、鉄絵の技法を生み出しました。その後に続く、近代陶芸の新たな可能性を膨らませたと言っても良いでしょう。
時間の経過と共に加わる、肌の染み痕も、うつわに豊かな表情を作り出します。
今回は佳品三十点を選び展示することになりました。さらに私共と縁の深い現代陶芸家の白い作品も合わせご覧いただきます。
ぜひとものご来場とご鑑賞を、心よりお待ちしております。
丹波古陶館館長 中 西 薫
名称 | 「白い丹波」展 |
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開催日時 | 平成27年5月2日(土)〜6日(水・振替休日) 午前10時〜午後5時 会場:鳳凰会館(丹波古陶館前) 入場無料 主催/お問合せ 丹波古陶館 TEL 079−552−2524 |
ギャラリートーク | 5月3日(日) 14時〜 5月5日(火・祝) 14時〜 ※いずれも入場は無料です。 |
〔同時開催〕 洋服 たなかみゆき展 | 姉妹館・篠山能楽資料館2F「アートスペース電燈舎」において、 「洋服 たなかみゆき展」を5月1日(金)から6日(水・振替休日)まで開催しています。 詳しくはこちらをご覧ください。 |
周辺での催し | 「王地山まけきらい稲荷と妻入り商家 春のれん」開催中 詳しくはこちらをご覧ください。 |