「工藝の神無月」展
丹波古陶館の前庭に「尚古啓新」の石碑があります。これはわたしの祖父母が昭和初期に柳宗悦先生よりいただいた書を、父が平成になり黒御影石に刻したものです。「古(ふるき)を尚(たっと)び、新(あたら)しきを啓(ひら)く」と読み、柳先生が創出された言葉と聞いています。
篠山地方に居や工房を構える工藝作家を中心に、力ある招待作家をお迎えして立ち上げた「工藝の神無月」展も、第七回を数えることとなりました。泉がほとばしるように、新たなるものを生み出していく……。そんなお手伝いが古陶館の仕事としてできることに喜びを感じています。
河原町妻入商家の町並も無電柱化が整いました。「美しい日本の原風景」を、今さらながら強く感じています。
どうか散策を兼ねてご来場賜り、ここに集う工藝に触れていただければ、これ以上の幸せはありません。
丹波古陶館 中 西 薫
名称 | 「工藝の神無月」展 |
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開催日時 | 令和3(2021)年10月7日(木)〜10日(日) 午前10時半〜午後4時半 ※マスクご着用のうえ、ご来場ください |
出展作家 | 招待作家 山田洋次(陶・滋賀県甲賀市)・平田將人(硝子・岡山県岡山市)・イラズムス千尋(染織・兵庫県丹波市) 地元作家(丹波篠山市) 小島優(椅子)・平山元康(陶)・野澤裕樹(木工)・児玉正和(木工) |
会場 | 鳳凰会館〈入場無料〉 丹波古陶館前[国重要伝統的建造物群保存地区内] 〒669-2325 兵庫県丹波篠山市河原町180 |
招待作家ギャラリートーク | 会場:丹波古陶館 中庭〈聴講無料〉 日時:10月9日(土) 午後2時〜 ※30名のお申込み制ですので、お電話ください。 ※雨天の場合は鳳凰会館にて行います。 ※新型コロナウイルス対策にご協力ください。 |