「工藝の神無月」展
2014年、この地域で仕事を続ける陶芸作家の平山元康さん、木工芸作家の野澤裕樹さん、椅子作家の小島優さんにお声がけし、賛同を得て「工藝の神無月」展を立ち上げ、早十年の歳月が流れようとしています。
会場となる河原町妻入商家群も、町並保存の流れの中で城下町の風情がよみがえり、無電柱化にともない、若い人々も歩いていただける町へと賑わいを取り戻しています。
本年は岩手県で胡桃のかごをメインに製作されている「オズのかごバッグ」作り手の佐々木敏夫さんもご参加くださることとなり、9人の作家による展覧会となりました。豊かな実りの季節に、温かみある作品に触れていただきたいと思っています。
丹波古陶館の前には、柳宗悦先生の「尚古啓新」の碑文がありますが、その意の通り、「いにしえを尚(とうとび)ながら新しきを啓(ひら)いていく」場になれば、主催としてこれ以上の幸せはありません。どうかご来場の程、心よりお待ちしております。
丹波古陶館 中西 薫
名称 | 「工藝の神無月」展 |
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開催日時 | 令和5年10月6日(金)〜9日(月・祝) 午前10時半〜午後5時 |
出展作家 | 七尾佳洋(陶・滋賀県長浜市) 平田將人(硝子・岡山県岡山市) 佐々木敏夫(籠バッグ・岩手県盛岡市) イラズムス千尋(染織・兵庫県丹波市) 大橋力(椅子・丹波篠山市) 中嶋美香子(型染・京都府福知山市) 平山元康(陶・丹波篠山市) 野澤裕樹(木工・丹波篠山市) 小島 優(椅子・丹波篠山市) |
会場 | 丹波篠山「鳳凰会館」 〈入場無料〉 丹波古陶館前[国重要伝統的建造物群保存地区内] 〒669−2325 兵庫県丹波篠山市河原町180 |
会期中のイベント | 作家のギャラリートーク 〈聴講無料〉 会場:鳳凰会館 日時:10月8日(日) 午後2時〜 |